【初心者投資の基本】分散投資のススメ

投資を始めたての人にとって、最も不安なことってなんでしょうか?
いろんな不安があると思いますが、1番は「投資しても大損失するんじゃないか…」じゃないでしょうか。

もちろん投資の世界に絶対はないので、損することはたくさんあります。
(それを聞くだけでやる気失っちゃいますかね…笑)
例えば株式投資で、どんなに大手で安定していても些細なことがきっかけに経営が大きく傾くってことはそんなに珍しくない頻度で起こっています。

でもある考えに基づいて投資をしていけば、そのリスクを最小限にできます。
その考えこそ「分散投資」です。

私は株式を中心に投資を行っていますので、株式を例にして説明していきますね!

分散投資とは

分散投資とは、文字通り複数の異なる投資商品に分散させることです。
対義語は集中投資です。

この場合の分散は、金融商品別だったり業界別だったり地域別だったりいろんな軸があります。

例えば競馬で「この馬に10000円賭けるぞ!」というのは集中投資で、「この馬とあの馬に5000円ずつ賭けるぞ!」というのが分散投資になります。

集中投資の危険性(例:スシローさん)

集中投資の怖さをわかりやすく伝える時に、私はよく「スシローさん」の例を使います。
(関係者の方がいらっしゃれば申し訳ございません…でも決してスシローさんを批判するものではございません)

2023年1月29日、岐阜県にあるスシロー岐阜正木店にて起きた迷惑動画の騒動を覚えていますでしょうか?
男性客が湯呑や醤油差しの注ぎ口を舐めたりした動画をSNSにアップして問題になった、通称「スシローペロペロ事件」
加害者は高校生でしたが、スシローさんが賠償のために断固厳格な姿勢を崩さず対応したことも話題になりましたね。

この時、ニュースでも話題になりましたが、実は株価にも大きな影響を与えていました。
以下、Yahooファイナンスより抜粋です。

スシローの運営会社である「FOOD & LIFE COMPANIES」ですが、株価が1日で145円も下落しました。
例えば100株持っていたとしたら、1日で14500円マイナスなので、初心者にとっては結構打撃が大きいですよね。
※この下落は本事件が影響していないという見方もあります。
 ただニュースになったこともありますので、あえてわかりやすいように例として挙げております。

ここで学ばないといけないのは、スシローさんは大手チェーンで、みんなから愛されていて、従業員が悪いわけでもなく、しかも不祥事を起こしたわけでもないことでも株価に影響があるということです。

分散投資の方法

では、どう言った観点で分散していく必要があるでしょうか。
頭に入れておくべき観点を3つに分けてご紹介したいと思います。

資産別

たまに、一攫千金を狙いたいからと言って持っているお金を株に全振りする方がいらっしゃいます。
それは当たれば大きいですが、ギャンブル的な要素が強くなるのでとてもとても危険です。

例えば記憶に新しい2020年から約3年に渡り猛威を振るったコロナウィルス。
緊急事態宣言で飲食店が軒並み脅威にさらされたり、コンビニでも商品が並ばないなど日常生活でも世界的にとても大きな影響がありましたが、株価も急激な下落となってしまいました。

見たところざっくり4000円ほどの下落で、元々12000円だったので2/3になってしまっています。
株式に全振りしていると資産もまるまる2/3になるので、投資家心理としては不安でいっぱいになりますよね。

でも、例えばこの時に資産の半分を株式、もう半分を預金として分散させていたとします。

そうすると、資産の半分は株価の影響でマイナスをくらいますが預金は株価の影響は受けないため、
預金が緩衝材のような役割をしてくれ、資産の減少を抑えてくれる働きをします。

そうなると投資家心理としてはまだ安心になりますよね。

地域別

世界にはいろんな国・地域があり、各場所で市場があります。
中には急激な経済成長を遂げ、世界を席巻することもたくさんあります。
(少し前で言えば中国、最近で言えばインドなどが挙げられるでしょうか)

ただ、急激な経済成長を遂げることもあればもちろん衰退していくことも多分にあります。

我々日本人は身をもって体感していると思いますが、高度経済成長期に急激に成長を遂げて世界二位の経済大国となりましたが、のちにバブル崩壊し30年近くの不況にさらされています。
(普通は30年も不況にならず回復していくものなんですけどね…)

景気がいい地域に投資を集中してしまうのは投資家心理として当然であると思いますが、万が一経済がコケてしまった時のダメージも大きくなってしまいますので、地域もバランスを見て投資をする必要があると言えそうです。

業界別

最近では「AI」や「テクノロジー」がブームだったり、業界の盛り上がりが報じられるケースもありますよね。
もちろんこういった動きにアンテナを張り、世の中の動きを予測することは非常に大切なことです。

ただ、業界にも当然流行り廃りがあるので注意が必要です。

例えば音楽で例えると、まずはレコードで販売をされていましたがCDへ移り変わり、
今となってはサブスクのサービスが席巻していますよね。

この変化から、今まではレコードやCDを作っていた「製造業」の市場減少が見てとれ、逆にサブスクなどの「サービス業」の市場増加が見て取れるかと思います。

市場が減ると当然儲けも減り、そうなると株価への影響は避けられません。
今まで主流だったからといって「製造業」へ集中投資をしていると、知らないうちに資産が減っていた…ということもあり得るので業界別にも注意を払う必要がありそうです。

最後に

いかがだったでしょうか?

投資をする=リスクとの戦いは避けられないので、どこまで行ってもリスクは付きまといます。
ただ分散をすることである程度のリスクは避けられます。

様々な例を出して分散投資の大切さを述べてきましたが、ぜひ参考にしていただいて少しでも安心できる投資ライフをお送りください!

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